山本さんと町山さん。

12月16日、楽しく真夜中のニャーゴを見ていたら、ゲストのディーノさん同様にドン引きしたことがある。

山本一郎氏は、ご自身の住むタワマンの住人に絶対に挨拶すると決めているらしい。振り返ってでもする。朝、出勤するタワマンのサラリーマンには殺伐とした顔をしていればしているほど声をかけ、相手が無視したり聞こえてない場合は、近寄って大きな声で挨拶をする。

近くの人がパワプロをやっていれば「やっぱスライダーっすよね」と声をかける。スマホをいじっていれば「ポケGOですか」と指の動きでいい当てる。
それが社会正義とか社会の平和に発展すると本気で思っている。それは、ヘキであり信念に近い行動だ。

町山氏に絡んだのは、それと同じ理由に思える。無形の圧力と一般的に呼ばれるものが、能年女史の周りには有るのかもしれない。いわゆる「取引先と揉めてる人は使い辛い」ということを圧力というかはさておき、圧力と呼ぶ町山氏と、「それ普通じゃん」と思う山本氏。二人とも実は同じ事実を知っても、捉え方が違うのは生きている文化の差であろう。

さて、前述のようなヘキを持つ山本氏が、圧力でないと思っているものを根拠に圧力だ、と言っている人がいたらどうするか。
当然、声をかけるだろう。当初言っていた通り、町山氏をリスペクトしている一面もあって、町山氏には有り難迷惑であったであろう親切心で「撤回しましょうよ」とまで言う。
町山氏は「何を言っておる!専門分野でもない奴が。俺を馬鹿にしたり、のんを貶めたいんだな。どこかから金をもらったに違いない」と怒りに震える。
で、この有様である。何かがあって、町山氏は燃え尽きて「圧力の存在を自分の身をもって」云々とつぶやき山本氏との話が終わっている。

町山氏が終盤「興味だけだとしたらきもちわるい」と言っていた。自分は全面的に同意しつつも、それが山本一郎なのではないか、その狂っている様が山本一郎の魅力の根源なのではないか、と思う。
これらは推察に過ぎないが、タワマンの挨拶魔というエピソードを聞いて、普通、そんなことしない。でも彼はする。今回の件も普通しないことを彼はしたのだろう。

そう考えて、町山氏に少し同情した。

※ブロックは未確認なので、修正。